本文へ移動

大曲小学校 学校紹介

校長メッセージ

学校創立150周年となる大曲小学校は、4月9日に148名の新入生を迎え、全校児童725名令和6年度のスタートを切りました。140名を超える新入生は平成29年以来7年ぶりとなります。人口減少、児童生徒減少が叫ばれる中で、これだけ多くの児童と共に多様な教育活動を展開できることは幸せなことだと感じています。
 第一体育館のステージ上部から、大曲小学校の子どもたちと教職員を常に見守っている言葉があります。校是「こころひらいて ゆめをそだてる」。これを本校教育の根本理念として不変のものでありますが、創立150周年の節目の今年、この言葉を学校教育目標として掲げることとしました。「こころひらいて ゆめそだてる」には、「相手を受け入れて尊重する優しさ」と「希望や志に向かう努力」を大切にする子どもを育てるという思いが込められています。子どもの立場からは、「誰にでも優しく、誰とでも明るく挨拶をし、みんなと仲よくすること」と「自他の命を大切にし、毎日元気に楽しく遊び、勉強して、ふるさとのことを大事にできる立派な大人になること」を目指すという意味になるでしょう。
 さらに、この学校教育目標を達成するため、「きっとできる!えがおのために!」をスローガンとしました。「きっとできる!」には、自らの可能性を信じて粘り強く取り組む心や、お互いをこの言葉で励まし合って学校・学級・様々な集団を高めようとする向上心をもってほしいとの願いを、そして、「えがおのために!」には、自分の笑顔と仲間の笑顔はもとより、それぞれの家族の笑顔のために力を尽くしてほしい、との願いを託しています。さらには、地域とともにある学校として、地域に笑顔を提供することも意識したいと思います。これは本市が目指す「地域活性化に寄与できる子どもの育成」にもつながるものです。どちらの言葉も、子どもたちが(もちろん教職員も)学校生活の中の様々な場面で実際に使ってくれるよう願っています。
 本校は全県でも有数の大規模校です。児童集団及び教師集団の力を結集してスケールメリットを十分に生かし、集団で活動することのよさを感じ取らせながら、一人一人の特技や長所、努力する姿にも光を当て、未来を生きる自立した人材、つまり"たくましさ""しなやかさ""やさしさ"を身に付けた子どもの育成に努めてまいります。
 保護者の皆様や地域の皆様をはじめとする多くの方々に支えられていることに感謝申し上げるとともに、引き続き、本校の教育活動に対するご理解とご協力をお願い申し上げます。

令和6年4月                                          
大仙市立大曲小学校長 築地 高    

学校経営

1. 経営の基調

 本県は、豊かで美しい自然環境に恵まれているものの、人口減少及び少子高齢化は加速度的に進行している。子どもたちには、時代の変化をとらえて力強く未来を切り開き、本県の活性化に寄与できるよう願わずにはいられない。
本校は、大仙市の南東部(旧大曲市の中心部)に位置し、創立150年の歴史と伝統に支えられ、地域の文教拠点として大きな役割を担っている。大仙市は「人が活き人が集う夢のある田園交流都市」を掲げており、全国花火競技大会や市民参加型音楽祭などは、地域をあげての芸術・文化の象徴となっている。これらの歴史と伝統、文化を継承し、地域の発展に貢献できる人材の育成は本校にとっての使命である。
遥かに望む秀峰鳥海山と、雄物川の豊かな流れに抱かれた学舎には、児童725名と教職員77名が集い(4月1日現在)、様々な体験活動を通して道徳性や社会性が身に付くよう努めている。また、地域には、生活の知恵や自然・伝統・文化に造詣が深い先人が多く、教育に対する関心も高い。学校と地域が協働して子どもを育てる校風の構築を図っているところである。在籍児童は、市内外の様々な就学前施設からの入学生であり、年度途中の転入児童も少なくない。明るく素直な子どもたちが多いものの、友人との良好な関係づくりや粘り強く取り組む意欲の向上などが課題としてあげられる。
これらのことから、一人一人の個性や長所、努力する姿や活躍する姿を日々の生活から見つけ価値付けることによって自己有用感の向上を目指すとともに、本校の特色である大集団で活動する一体感や達成感を味わわせながら、さらに大集団の中であっても自分のよさを生かし関わっていこうとする意欲に満ち、自立した、たくましい人材の育成に努めていきたい。

2. 校是・学校教育目標

(1) こころひらいて
 一人一人の人間は、資質や能力、育った環境による価値観や道徳観、判断力などが異なっている。人間の共存・共生には、理解し認め合う心を基盤とし、相手を受け入れるだけでなく、積極的に自らの心の内を発信しようとする態度も必要である。「こころひらいて」とは一人一人が本来もっている「やさしさ」と捉えたい。この「やさしさ」とは、ものの見方・考え方や感じ方、価値観、伝統や文化の違いを受け入れるなど、異質なものや他者との違いを認めて相手の立場を尊重するやさしさである。「こころをひらく」教育は人間尊重の精神と平和を愛する心を育てる。そして、グローバルとシチズンシップ(市民性)という両方の視点をもち、ダイバーシティ(多様性)とインクルージョン(包括・受容)を推進する人材の育成につながると考える。


(2) ゆめをそだてる
 「ゆめ」は希望や志、目標に置き換えることができる。「ゆめ」は明るさとやる気、実践力を生み出す源である。「そだてる」ということは、「ゆめ」を膨らませながら現実味のあるものへの具体化を図るとともに、実現に向けて自ら挑戦し実行する力、粘り強く取り組む力を高めていくことを意味する。発達段階に応じた指導で「ゆめ」を大切にしていくことは、目標に向かって向上する心や挑戦する心、不屈の精神等を鍛えることであり、変化の激しいこれからの社会をたくましく、しなやかに生き抜くためには不可欠の指導内容である。子どもたちは自分の「ゆめ」を他の人に認められ応援されることによって、自分自身の存在感と有用感を体得することができる。それが次の意欲と学びを生み出し、よりよい社会の実現に向かって努力し続ける姿勢の育成につながると考える。


(3)スローガン「きっとできる! えがおのために!」について
 「きっとできる!」には、自らの可能性を信じて粘り強く取り組む心や、お互いをこの言葉で励まし合って学校・学級・様々な集団を高めようとする向上心をもってほしいとの願いを、そして、「えがおのために!」には、自分の笑顔と仲間の笑顔はもとより、それぞれの家族の笑顔のために力を尽くしてほしい、との願いを託している。
教職員が目指すものは、子どもたちが仲間と協力し合い、支え合うことによって大きな力を発揮し実現する姿(=きっとできる!→できた!)であり、一人一人の子どもが「できた、分かった、楽しい」という姿(=えがおのために!)である。さらには、自分のがんばりがみんなの役に立ち、認められて「うれしい」という姿(自己有用感の向上)である。子どもにとっての「みんな」とは、学校の仲間はもとより、子どもの家族や地域の方々にまで広げて捉えたい。地域の笑顔を意識した活動は、ふるさとへの思いを深め、本市が目指す「地域活性化に寄与できる子どもの育成」にもつながる。また、教職員の笑顔もまた、子どもたちを笑顔にする力をもっていることは言うまでもない。
 本校は全県でも有数の大規模校である。児童集団及び教師集団の力を結集してスケールメリットを十分に生かし、集団で活動することのよさを感じ取らせながら、一人一人の特技や長所、努力する姿にも光を当て、未来を生きる自立した人材、〝たくましさ〟〝しなやかさ〟〝やさしさ〟を身に付けた子どもの育成に努めたい。

3.目指す姿

(1)目指す子ども像
○ 学びを生かす喜びを実感し、主体的・対話的に学んで自己の学びを深める子ども
《知を高める子…主体性・向上心》
○高い志をもち、その達成に向けて粘り強く挑戦する子ども
《たくましい子…課題発見力・探究力・自己表現力》
○感謝と思いやりの心をもって共に生き、ふるさとを愛する子ども
《心を磨く子…意思決定力・社会参画力》

(2)目指す学校像
○ ふるさとへの愛情と愛着を育み、地域に貢献できる学校
○ 安全で居心地がよく、安心して学び合える学校
○ 子どもの社会性と学力の向上を保障できる学校

(3)目指す教師像
○ 一人一人のよさを認め、子どもから信頼される教師
○ 子どもの学びを保障し、できる喜びを感得させる教師
○ 進んで研修に励み、自己の資質向上に努める教師戦する子ども

施設概要

創立年月日
明治7年4月1日
学校所在地
秋田県大仙市大曲花園町4-88
面 積
校地面積 35,196m2
校舎総面積 10,915m2
グラウンド面積 13,734m2
体育館面積 2,626m2
教 室 等
普通教室:46

体育館:2
特別教室:12(理科室、造形室、音楽室、家庭科室、イングリッシュルーム)
児 童 数 等
児童数 725人
教職員数 77人
学級数 33学級

沿革

明治7年4月1日~昭和23年3月1日

昭和29年5月3日~平成7年8月20日

平成8年6月3日~平成25年1月31日

平成26年10月30日~令和5年12月9日

校歌

校章にこめられたねがい

大曲の二字を組み合わせ、ダイヤモンドの切り方の一つであるブリリアント型に硬化して、中に「小」の字を配し、上下左右表裏のいずれからみても変わらぬように図案化し、表裏のない人間になることを願っている。

(大正12年6月2日制定 元本校職員 守屋 磐村)

グランドデザイン(PDF)

( 1050KB)

教育課程日課表(PDF)

( 92KB)

TOPへ戻る